ロイクラトンは、アジア全土の中で最も魅力的で美しい祭りの1つです。毎年、タイの旧暦で12番目の月の満月の日に開催され、ほとんどの場合11月になります。
「ロイ」という言葉は流すことを意味し、「クラトン」はバナナの葉で作った蓮の形をした小舟を意味します。花、ろうそく、線香を乗せたクラトンを各人が川や運河に流し、水の神に感謝して仏陀への敬意を表します。タイの人々は、クラトンを水面に浮かべることにより前年の不幸な出来事も同じように解き放たれ、それ以降災いをもたらすことがなくなると信じています。ロイクラトン祭りを楽しむために最適な場所は、チャオプラヤー川沿いのリバーフロントマーケット、「アジアティーク」です。サンセットの時間帯には、素晴らしいショーや美しい祝賀行事、クラトンの放流や花火などが楽しめます。
ルンピニーなどの公園でも祝賀行事が行われます。日が暮れるとクラトンを湖に浮かべます。スイミングプールでロイクラトンを祝い、ロイクラトンに合わせた特別なお食事を提供するホテルも数多くあります。